教科書からは新しいものは生まれない
更新の滞りがひどいもんで、4月に今年初投稿という体たらくです。
さて、タイトルの言葉は決して僕が言えるようなものではなく、
1年の研究成果を発表し、そのご講評をフェローに頂きにいった際、
尊敬する大先輩から頂いたお言葉です。
現物ベースのデータをとことん重視して研究テーマを推進したことを評価してくださり、
とても自分には勿体ないお言葉でしたが、
よくよく風呂で考えながら、これは非常に重い言葉だなぁと。
そのフェローは世界でもTop of Topと言われる大学でドクターを取り、
あらゆる種類のタイヤの開発に携わったまさにタイヤ博士。
教科書をすべて理解したからこそ、
教科書からは新しいものは生まれないと言い切れるのだろうと思います。
現物から学ぶことと並行して、
先人が積み重ねてきた過去知見・理論なるものも同時に理解していかねば、
新規性を区別できないまま、無駄な努力をしてしまうんだろうなと反省した今週末。
改めてものづくりの難しさを感じました。
製品開発の道のりは長く、
技術を製品に反映して、その製品をお客様が評価してようやくゴール。
意地でも製品化できるよう、頑張って行こうと思います。
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